地域ケア会議では環境因子と合わせて活動と参加をイメージしよう!

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地域ケア会議での生活環境を推し量る

地域ケア会議で、各専門職からのコメントはいつも発見が沢山あります。

運動機能はやはり理学療法士ですし、生活機能と環境は作業療法士だと思います栄養や薬剤、歯科、総合的に医師のご意見を聞くチャンスはそうないと思いますが、若手作業療法士の育成にするのが課題と思います。コロナ前には職種ごとの研修や医師会主催他職種研修など勉強の機会ありましたが、オンラインや限定的な研修もあるようです。

一番いいのは実際の会議オブザーバーで参加してもらうことと思います。現場でたたき上げ的教育ですが、一番いいと思っています。

生活情報をイメージする力

作業療法士として参加してる中で思うのが、生活環境の情報が少ないっていうことです。住宅の賃貸か持ち家か、改修の有無は記載されていますが、その他は行間を読む能力が求められてくるので、訪問経験が少ない作業療法士は推察ができないかもしれません。

生活機能分類(ICF)は定着してきたでしょうか?

地域ケア会議のケース情報で気になるのは、疾患の影響や生活状況。その生活の質を見るときに欠かせないのが、手段的日常生活活動でIADLと言われますが、掃除や片付け、移動手段と買い物、それを全体的に見るための生活行動範囲がどの程度か?ということです。

そして、何より情報不足なのが住宅環境です。背景因子の環境因子に当たりますの、項目立てもしていただいていますが、文章化が難しいためか、甚だ情報少なくその場でよく確認させていただきます。

生活環境は本当に行ってみないとわからないと思います。最近ではゴミ屋敷のケースもありましたが、市町村担当課も参加しての会議ならではの対応力と感じることもありました。

イメージ力を養いましょう。生活動線とバリアとなることの抽出と、自立支援のための提案が求められています。

具体的な提案

この間ご提案させていただいたのは、入浴をシャワー浴中心にしてシャワーチェアを導入という至ってシンプルなものですが、初期の段階では通所介護事業所で週2回の入浴で結論されています。

季節は夏に向かう時期、衛生面でも訪問介護でシャワー浴をということ。

ご参考までに🍀

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