ブログ記事①停止車両評価のヒント「乗車してください」
車のドアを開ける時の左手と右手の違い
右ハンドルの運転席に乗り込む。左右どちらの手でドアハンドル(フラップ)を握りますか?迷わず「右手」と答えが返ってくると思います。それは何故ですか?
まず、操作と固定という大原則を踏まえましょう!安定した操作するには対側がしっかりと固定されてなければなりませんね。それは左足でしっかりと支えることですから、ドアを開く力と吊り合うように前後に足を開いて弧を描いて開くドアとの距離を見計らいながらアンカー⚓️の役目を果たします。
しかし、何かの病気やケガなどで右手が使えない時は左手で開けることになりますね。当然ですが、右手が使えないので、左足ペダルやウィンカー延長レバーなどは必須です。
右手の麻痺があると
右手が使えないと、操作している左手にドアが接近してきますので、肘の可動する範囲でハンドルから手を離して持ち変えなければなりませんし、足にも左足で踏ん張ってるので、近づき過ぎるとドアに当たって痛い思いしてしまいます。
中には駐車場が狭いところもあります。自分もこの前税務署に申告に行きましたが、まあまあギリギリでして、隣にぶつけないようにと体を出すのに必死でした。右片麻痺の場合、左手でドアを開けるという操作、一度体験してみるとよくわかりますが、自分の踏ん張る軸足にドアが接近してきます。ドアを逃して体を入れ替えるという動作が求められます。
ちょっとしたコツ
肘でドアグリップを握ってテコの原理で開けるというもの、そして足を内側に踏み入れドアを押すことになります。体のかわし方が上手になることなので、開戸があれば練習してみましょう!(最近の病院や施設に開戸が無いっていうこともあると思います💦)
開けたら閉める
実は開けたら閉めるという当たり前ですが右麻痺であんなに座りやすいと思った軽自動車ですが、ドアの開口角度結構あります。最後に手が届かず、また足を外に出してグリップを握らないといけないことも起こります。
その時はループをつけるか、ディーラーさんか改造業者さんにお願いしてドア開口角度を絞ってもらうのも良いです。